ホーム > 樂美術館 > 事業内容:概要・沿革

事業内容

沿革

 樂美術館は、樂家14代樂吉左衞門・覚入によって昭和51年に設立されました。美術館建物は地上3階・地下1階、内部は数寄屋和風を取り入れた展示室3室、収蔵庫、ロビー、研究室からなります。敷地内に広間(七畳 鞘間付)と小間(四畳半台目)の2席の茶室を併設しています。これらの建物は、設立趣意に賛同いただいた多くの皆様からの浄財寄付によって建設されました。
昭和53年9月本館建物完成、翌月11月に開館、一般に公開されました。

 収蔵作品は、樂家歴代の陶芸作品を中心に、茶道美術、書画・文書資料等、約1000余点からなり、財団設立に際して樂家から寄贈されたものです。これらの作品は、単に個人コレクターによる収集品ではなく、樂焼の始まりより今日まで、永きにわたってその伝統を守り続けてきた樂家に大切に伝えられてきたものです。樂歴代の人々は、これらの作品から樂焼の本質を学び、自らの創作世界を築き上げてきたといえましょう。
まさに今、樂美術館には樂焼450年のエッセンスが保存されているのです。

 また、樂家に隣接する当館の敷地は、樂家が陶土干し場として利用してきたところです。樂家では代々京都の土を採掘し、保存、使用してきました。現在使われている陶土は三代前のもの、親から孫へ、90年ほど寝かされてきた陶土を今使用しています。現在でも、隣家・樂家では約450年前と変わらぬ陶法で焼かれています。樂美術館はまさに樂焼の歴史・過去と現在が一体となった美術館です。

 当館は設立当初に樂家から寄贈された蔵品に加えて、その後の寄贈および購入により、現在は1200余点の収蔵作品があります。これらの収蔵品を活用しつつ、樂焼陶芸、茶の湯工芸を中心とする年4回の特別展を行っています。
また、当館では手にふれる美術館構想を進めています。工芸美術は生活に密着し、使われる中で育ってきました。当館では展示ケース越しではなく、実際に手にふれて鑑賞する機会も設けています。

 平成23年4月1日、公益財団法人として認可移行し、さらに充実した公益・美術館事業を行うべく館員一同頑張ってまいります。
よろしくお願い申し上げます。

ページトップへ