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樂美術館収蔵 長次郎作「二彩獅子像」が重要文化財に指定されました

樂美術館収蔵の初代長次郎作「二彩獅子像」が、国の重要文化財に新指定されました。
この獅子像は、腹部に「天正二年春 長次良依(寵)命 造之」と彫銘があり、長次郎が茶碗制作を始める以前に造ったものとされています。彫刻作品としての要素を強く持ち、装飾性や造形的変化を抑えた長次郎茶碗の静の世界とは対極的ともいえる姿です。近年の調査によって二彩の釉の下に白化粧があることが確認されました。これは中国の華南三彩の技法であることから、樂焼はもとより、京焼上絵陶の源流をたどる上でも重要な作品とされています。

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