佐川美術館 樂吉左衞門館水庭に埋設された地下展示室と、水面に浮かぶように建設された茶室で構成されたユニークな美術館。「守破離(しゅはり)※」をコンセプトに十五代樂吉左衞門自身が設計の創案・監修しました。 収蔵作品は主に2000年以降に作陶された焼貫黒樂茶碗や黒樂茶碗、焼貫茶入、焼貫水指など。常に新しい樂吉左衞門の作品をご覧いただけます。
※千利休の「規矩作法 守りつくして 破るとも 離るるとても 本をわするな」から来た言葉
<長期休館のお知らせ>
施設改修及びメンテナンス工事に伴い、下記の期間は休館しております。
2025年9月29日 (月)〜 2026年6月末日(予定)
桃山時代に初代長次郎から始まった樂焼は、約450年にわたりその伝統を継承してきました。樂直入は十五代目吉左衞門で、2019年に代を譲り直入と名を改めてからも、自らの表現を追求し斬新な世界観の作品を発表し続けています。
本展では、2007年から直入のライフワークである吉左衞門X展*の中で制作された作品のうち、第11回展から13回展である「齋藤隆」「マレーヴィチ」「nendo」にて制作された作品を展示します。
「齋藤隆」では、茶碗だけでなく当館所蔵の齋藤隆の作品2点を展示することで二者に通じる精神性を感じる空間を作ります。
「マレーヴィチ」では今までにない「焼貫白樂茶碗」が生み出されました。今回は2025年度に新収蔵した白樂茶碗をご覧いただきます。
「nendo」では新収蔵の、茶碗に金属イオン水溶液を含ませ酸化還元反応をさせて仕上げた「潤碗」だけでなく、コレクション作品の部分(テクスチャ)に焦点を当てた作品「jihada」シリーズも併せて展観します。
吉左衞門X展では、各テーマによって特徴的な茶碗が発表されてきました。
本展は作者とXの関係性を見つめ直し、作品が想像された足跡を振り返る試みです。
*樂直入が深く影響を受けたもの、思惟を共有したもの、共感や感動したものを関数Xとしてコラボレーションする展覧会