利休と長次郎の出会いから始まり、茶の湯とともに450年余を重ねた樂家歴代の人と作品をかつてない規模で紹介。
歴代の代表作品約200点を収録。作品解説・歴代解説付。
十五代 直入・十六代 吉左衞門が樂家の歴史・技法・作陶精神など、樂焼の全てを記す。
この書籍は2013年、当時15代吉左衞門であった樂直入と、16代吉左衞門を襲名する前の樂篤人との初めての共著。制作者ならではの視点から、作品解説、樂焼の歴史、樂茶碗の造形論、「侘び」の思想論、制作技法解説、歴代印譜の紹介等により構成。樂家伝来の所蔵作品に加え、他館・個人所蔵による代表作も収録した樂歴代・樂焼の集大成かつ定本となる出版です。
あれから10年、代替わりを果たし、15代・16代の最新作品も新たに加え、リニューアルいたしました。
著者=十五代 直入・十六代 吉左衞門・著
発行=株式会社 淡交社
定価=3,960円(税込)
仕様=B5判変型 並製/336頁(カラー248頁)
ISBN=978-4-473-04560-7
初公開の樂家文書をはじめ豊富な史料解説。
樂家の血を引く唯一の脇窯「玉水焼」三代を中心に、
樂家十五代・樂直入が迫る!
玉水焼は樂家四代一入の子・一元(1662? 〜1722)が山城国玉水村(京都府綴喜郡井手町玉水)において開いた楽焼窯です。楽焼は時代の経過と共に各地で様々な楽焼窯が開窯。その中で玉水焼は唯一樂家の血筋を受けた窯で、開窯は元禄年間と考えられます。しかし、一入から繋がる樂家の血筋は一元、一空、任土斎と親子三代で途絶え、その後は一元の母方の伊縫甚兵衛(楽翁)が四代を継ぎ、八代まで数え明治に入って廃窯となります。玉水焼の歴史は基本事項においてすら不明な部分が多く、作品と作者の確定すら困難な場合もあります。本書では逐一資料を検証し玉水焼の歴史を考察、作品と共に「印」「箱書」の比較検証、豊富な作品画像、文書資料も掲載、今後の玉水焼研究の定本となる一冊です。
著者=十五代吉左衞門・樂直入
発行=株式会社 淡交社
定価=3,960円(税込)
仕様=B5判並製/248頁(カラー104頁)
ISBN=978-4-473-04471-6
株式会社 淡交社『玉水焼 −歴代の作品とその歴史−』
https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001548/
世界文化社より『観じる名碗 樂家相伝の美』が発行されました。
2016・2017年に京都/東京国立近代美術館にて開催した「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展で行われた吉左衞門対談イベントの模様を収録した書籍です。
十五代吉左衞門・樂直入が各界トップの知者と、茶碗や伝統のことなどについて様々な視点から語り合った対談集です。
十五代吉左衞門・樂直入の対談相手は、歌舞伎役者・坂東玉三郎氏、元サッカー選手・中田英寿氏、音楽家・坂本龍一氏、女優・中谷美紀氏、放送作家/脚本家・小山薫堂氏ほか、異なるフィールドで活躍する方々。
また、15代吉左衞門がセレクトしたお気に入りの樂茶碗「歴代一碗」、対談相手のセレクトによる「私好みの樂茶碗」なども紹介。口絵も充実しています。
是非、全国の書店にて手にとって御覧下さい。
樂美術館でも販売をいたしております。
著者=十五代吉左衞門・樂直入
発行=世界文化社
定価=本体価格2,200円+税
仕様=B5変判 160ページ
ISBN=978-4-418-18225-1
世界文化社HP 『観じる名碗 樂家相伝の美』
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/18225.html
十五代吉左衞門・樂直入が3年がかりで書き下ろした本阿弥光悦についての論考『光悦考』(淡交社)が刊行されました。
十五代吉左衞門・樂直入の長年温めてきた光悦への熱い思いが記され、光悦茶碗の新たな視点が浮かび上がります。
— 十五代吉左衞門・樂直入の光悦についての論考
— 本阿弥家の歴史 代々に受け継がれる誇りと尊厳
— 光悦茶碗の新たな視点
— 光悦その人と光悦茶碗への15代吉左衞門の熱き思い
などが語られています
著者=十五代吉左衞門・樂直入
発行=淡交社
定価=3,456円(本体価格3,200円+税)
発売日=平成30年2月5日
仕様=A5判、上製、320ページ(カラー120ページ)
ISBN=978-4-473-04229-3
株式会社 淡交社 『光悦考』
https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000000971/
上記の書籍は全て樂美術館にて販売しております。
お問い合わせ、ご注文は 樂美術館075-414-0304まで。