時は戦国、安土桃山時代、千利休居士により「侘び茶」という茶の湯の在り方が時代の大きなうねりの中、駆け巡りました。
その利休居士の「侘び茶」に叶う茶碗として、新たに生み出された「樂茶碗」。
装飾性を省き、真っ黒に包まれた“黒き茶碗”。
茶室の聚楽壁と同化し、存在を消すかのような聚楽土で造られた“赤き茶碗”。
それらは「長次郎」という一人の陶工の手によって新たに生み出されました。
利休居士の考える「侘び茶」のために新たに生み出された、「茶を飲むために生まれたヤキモノ」。
京都の焼物の中でも特異な存在、樂家樂茶碗のはじまりです。
今回の展観では、茶碗に命を吹き込む窯の炎の映像や、初代長次郎から当代十六代吉左衞門まで歴代選りすぐりの茶碗を展示し、日本文化の一端を茶碗などから見て感じていただければ幸いに思います。
休 館 日 | 月曜日(但し 祝日は開館) |
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時 間 | 10:00~16:30 (入館は16時まで) |
料 金 | 一般1,200円 大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料 福祉割引:手帳ご提示の方 500円/介助者(1名様まで)無料 |
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