日本には焼物の産地が各地にあり、それぞれが長い歴史を紡ぎ、様々な魅力を現在に伝えています。
その中でも、特に特殊な焼物が"樂焼"です。
一 樂、二 萩、三 唐津などと伝わって来たように、茶の湯の中で大切にされてきた焼物です。
殆どの焼物は産地や一定の地域で多くの人の手により発展し今に繋がって来た経緯があります。しかし樂焼は、"樂家の当主"による個人の作品の連続がその根幹を支え、連綿と数百年も続いて参りました。
"樂家 樂焼"は、現在十六代を数え、初代"長次郎"より全ての代の茶碗が残されており、初代の作品を模倣するのではなく、それぞれにオリジナル性や特色を備え作者の視線や考えを作品に色濃く落とし込んでおります。
日本の陶芸に於いても稀有な焼物と言えます。
樂焼のはじまりは、"侘び茶"を大成させた"千利休"が自身の考える"茶"に叶う和物の茶碗を陶工・長次郎に造らせたところから始まります。
当然ながら、利休居士や長次郎は400年以上前に生きていました。その大きなエネルギーをただ受け、消費するだけでは、伝統というのは腐っていきます。
樂歴代がどのように"侘び茶"を捉え、茶碗を通してそれぞれの歩みを歴史に刻んで来たのか。
"茶碗には、その人が宿る"とも云われるように、様々な時代の中、必死に生きた歴代の痕跡が茶碗に込められています。
茶碗を通し"茶"に対して色々な想いや美意識、魅力を発見したり、また感じて頂けたら幸いに存じます。
休 館 日 | 月曜日(但し 祝日は開館) |
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時 間 | 10:00~16:30 (入館は16時まで) |
料 金 | 一般1,200円 大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料 |
【特別企画】
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