樂美術館菊は、寒さの中でも凛として咲く姿から、別名「隠逸花」といわれ、俗世に囚われない「隠逸者(隠士)」の姿にたとえられ、聖人君子の象徴として清廉潔白さや高潔さを表す花、また清らかで気高い美しさを持つ花の象徴とされました。古来中国では菊を愛した文人・陶淵明をはじめとして数多くの「菊」をテーマとした歌が詠まれています。日本に「菊」が入ってくるのは平安時代の頃と言われており、『古今和歌集』あたりから盛んに歌に詠まれるようになりました。
そして、江戸時代前期:元和・寛永の頃から一般に菊の栽培が普及し、江戸時代中期:元禄頃には大流行します。多種多様な菊が栽培され、菊見と称した菊の品評会だけでなく、着物や様々な美術品の意匠としても大流行します。
意外にも樂家は、その流行より早い段階で「菊」をモチーフにした作品が残されています。時代によって「菊」の表現が変わっていくさまは、なかなか興味深いものと思います。
俗世のしがらみを離れ真摯に茶碗造りに向き合い続けてきた、樂歴代の菊に込められた思いを紹介します。
| 休 館 日 | 月曜日(但し 祝日は開館) |
|---|---|
| 時 間 | 10:00~16:30 (入館は16時まで) |
| 料 金 | 一般1,200円 大学生1,000円 高校生500円 中学生以下無料 福祉割引:手帳ご提示の方 500円、介助者(1名様まで)無料 |