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四代 一入 <寛永17(1640)~元禄9(1696)>四代 一入 <寛永17(1640)~元禄9(1696)>

黒樂茶碗 山里 碌々斎書付
槍あるいは天秤棒を持った人物、裏面に薪を束ねた文様がある。このような具体的な文様は一入から、特に人物を描いたものは珍しい。
赤樂筒茶碗 青苔 了々斎書付
一入の特色がよく出た代表作。高台付近に三角状にねっとりとした褐色の聚楽土を見せている。この聚楽土が濃く鮮やかな赤色に発色、所々に窯変による景色が現れている。
焼貫水指 山川 吸江斎在判詩銘・書付
一入の頃に始められた「焼貫」という焼成手法による作品。黒樂茶碗と同じ窯を用い、温度を上げて焼き締め風な土の変化を楽しんだ。釉は全体に薄く、褐色の土肌を見せている。
  • 黒樂茶碗 嘉辰 啐啄斎書付 樂家旧蔵
  • 黒樂平茶碗 曉天 一燈書付
  • 赤樂茶碗 明石 如心斎書付
  • 赤樂一重口水指 杉木普斎直書付 樂家旧蔵
  • 赤樂棕櫚皿 樂家旧蔵
  • ほか
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